内藤伸の木彫を整理する前に|彩色・銘・共箱を残して買取相談へ

木彫の置物を整理していて、箱や台座に「内藤伸」という名前が見つかったら。大切にされてきたものでも、作者や価値が分からず、どう扱えばよいか迷うことがあると思います。
航彩堂で取り扱った木彫の写真とともに、内藤伸の略歴と、整理のときに残しておきたいものをご紹介します。
彫刻家・内藤伸について
内藤伸(1882〜1967年)は、島根県出身の彫刻家です。高村光雲に学び、東京美術学校で彫刻を修めました。木彫の制作に加え、彩色を取り入れた作品や後進の指導にも取り組みました。
略歴の参考:東京文化財研究所「内藤伸」
衣の彩色や、細かな手元に目を向ける
掲載したお品は、衣に彩色や文様が施された木彫の人物像です。細く表現された手元や、像を支える台座にも目が向きます。
こうした作品を拝見するときは、全体の姿とともに、衣の縁や指先などの繊細な部分、木の割れや彩色の剥がれも確かめます。傷みがあっても、洗剤で洗ったり、色を塗り足したりせず、そのままにしておきましょう。外れた部品があれば、ご自身で接着せず、別に保管しておくとよいでしょう。
箱や文字も、作品と一緒に残しておきましょう
箱の蓋に書かれた名前や、台座・底面・背面にある文字は、作品を確かめる手がかりになります。共箱や栞、購入時の書類が残っていれば、一緒に保管しておいてください。
ただし、作者名らしい文字があるだけで、制作年代や価値が決まるわけではありません。作品の作りや状態と、箱や資料の内容を合わせて拝見します。文字が読めないときや、箱がないときも、そのままご相談いただけます。
相談の写真は、無理なく撮れる範囲で
まずは像全体が分かる写真をご用意ください。側面や背面、銘のある部分、気になる傷みも写っていると、状態が伝わりやすくなります。文字を読みやすくしようと表面をこする必要はありません。箱や資料があれば、その写真と、おおよその寸法・点数を添えていただければ大丈夫です。
同じ作家の作品でも、題材や大きさ、作り、状態、付属品によって査定は変わります。写真だけで金額を保証することはできませんが、お品の内容を伺いながら、確認の進め方をご案内します。
木彫の整理で迷ったときは
飾られていた木彫や、箱にしまわれたままの作品を手放すか迷っている方も、まずは分かる範囲でお聞かせください。詳しい確認点は、彫刻・工芸品の買取案内にまとめています。